無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

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2007年09月20日

チャイムの鳴る現場にて

P1010212.JPGここんとこ急に呼び出されて、現場で出稼ぎ。
(なんか最近こんなんばっかりやねぇ・・・)
現場は近くの中学校。
大規模改修工事とかなんとかで、いろんな業者さんがいっぱい。

家具工事は、なんと既存の家具の移設と補修。
まぁ、その既存の家具ってのが20年も前に作られたんじゃないかって代物。
キャビネットがいくつかあったんだけど、解体屋さんが壁から剥がした時に、裏板にぼっこり穴が開いている。
それを内側からもう一枚裏板をあてて補修する。
その後、塗装屋さんが塗りなおす。

「ん~、そこまでするんなら新しいのつくろうよ」って感じ。

まぁ、小松市は予算がないんやね。

あと技術室とか美術室とか調理室とか被服室とか音楽室とか・・・
懐かしい名前が並ぶんだけど、それぞれの部屋の窓際にあるロッカーの天板の張替え。

って言っても、既存の天板がぼろぼろなので、その上に新たに天板を貼り付ける仕事。
簡単そうで、なかなか大変なのよ。

まず既存の家具の奥行きが左右で1cmほども違っていたり、横からみると天板がうねってたり・・・
新しい真っ直ぐな天板が真っ直ぐ取り付けできない。

「あ~ここも違っとる。なんでこうもガタガタかなぁ」とぶつぶつ言いながら作業を進める。

今日も暑かったねぇ。

タオルがぐっしょりになるほど汗が滴る。

休憩時間にはスポーツドリンクで水分の補給を忘れずに。

こんな記事ばっかりあげていると、本業が何屋かわからなくなるね。

週末にはテーブルフェアをやろうと思っているのに何にも準備できていない。
やばいよ。

(結局、原板を並べて、今までとなんにも変わらないお店になりそう・・・)
(いや、ちょっとはフェアらしくしないと・・・)

あっ、そうそう。
中学校で仕事をしていて思ったんだけど、
キャビネットを補修したり天板を新しくしたりしてきれいな家具に生まれ変わるわけよ。

で、工事が終われば生徒たちが普段の授業で使うと思うのよ。

(休み時間とか廊下を、それこそ「あぁ、おれも中学のときはこんなんだったよなぁ」って生徒ががウヨウヨしてるし。女の子はちょっとませていて、男の子は体はデカイわりに子供だったりして・・・)

なんかうれしくなってね。

彼らは工事したおっさんのことなんて、これっぽっちも考えないだろうけど
当たり前に普通に使ってもらって
「なんか役に立ってるなぁ」って思った。

普段の仕事も、もちろんお客様に喜んでいただきたいと思ってやってるんだけど
今回はなんだかちょっと微妙に違う感じ。

(娘が中学生だから、なおさらそんな風に感じたのかも)

暑かったけど、充実した現場でした。

投稿者 masaki : 2007年09月20日 18:45