« 明日から出稼ぎに行きます | メイン | チャイムの鳴る現場にて »
今週は出稼ぎ(現場のお手伝い)や市場での仕入れなどで、ほとんど工房を不在にしてしまった。
現場仕事が3日間続いたあと、深夜ほとんど寝ずに市場へ行ったので、相当へたばりました。
しかもちらっと顔を見せた秋は、どこかへ行ってしまったらしく、夏本番さながら炎天下の中でのセリ。
相変わらず製材したばかりの板は水分たっぷりで、腰が砕けそうになるほど重い・・・
予算もないのに、やっぱり気に入った木を見ると欲しくなる。
形や色あいを見ながら
「あぁ、これやったら二枚接ぎでいいテーブルが作れそうやな」
「おおっ、この薄いクリの板は、側板や裏板に使えそうだ」
「この端っこのところでスツールとかいいかも」
いろいろ想像がふくらむ。
仕事とはいえ、とっても楽しいひと時。
しかしセリが終わって、競り落した材を積むときが大変だ。
一人では持てないものも多く、そんな時はその辺にいる同業者に声をかけて手伝ってもらう。
(この辺はお互い様)
トラックがあればフォークリフトで積んでもらえるのだけど、愛車はハイエース。
手で積むしかないのです。
写真のケヤキも今回の仕入れの一枚。
長さ3200mm、幅320~400mm、厚さ90mmのつわもの。
価格が折り合わなくて、セリで落ちなかったのだが、出品者の材木屋の親父に
「○○円にしておくから持っていってくれないか」と声をかけられて
「えぇ~、これ?ん~、どうしようかなぁ・・・」と私。
「ベンチなんかにいいと思うよ」と親父
「ん~、△△円にしてくれたら買うかなぁ?」とちょっと強気な私。
「じゃ、これもつけて□□円でいいやろ」とおまけ攻撃を仕掛ける親父。
「そうきたか・・・わかった。買うわ」
あっさり陥落してしまったよ。
おまけ商法に弱いMASAKI工房でした。
投稿者 masaki : 2007年09月14日 16:30