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今日はいつもお世話になっている建築屋さんの勉強会。
内容は「那谷寺三重塔修復工事見学会」
那谷寺は言わずとしれた小松市にある名刹。
その三重塔(国指定重要文化財)の芯柱を取り替える大工事が行われているのだ。
で、その現場を見せてもらえる、と言うので期待いっぱいで行ってきました。
朝8時に集合し、さっそく件の現場へ向かいます。
欅や杉の巨木が生い茂る境内をどんどん奥へと向かいます。
途中で三重塔の中に安置されていた阿弥陀如来像が運び出されているのを見学します。
現場に着くと建築屋さんの社長が説明してくれます。
さっそく中へ入ります。
塔は周りを足場でしっかりと覆われていて、中に入らないと見えません。
中に入っていきなり目を引いたのは、一層目の扉の意匠でした。この辺は家具屋としては見逃せません。
さらに上に上がっていき、三層目まであがります。
屋根はすでに剥がされていて、垂木がむき出しになっていますが、塔のてっぺんにには前回の修理した大工さんの名前が墨で書かれています。
この塔は30年に一回、屋根を葺き替え、100年に一回解体修理を行うのだそうです。
こんな現場はめったに見ることができないので、ものすごく興奮しました。
ふだんは下からしか見上げることが出来ない場所も、間近で見ることが出来、その細工の細かさや随所に見られる木組みの工夫に感動の連続です。
投稿者 masaki : 2007年06月17日 18:36