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この前からこいつに忙殺されていました。
タモの扉です。
普通にタモで建具を作るのなら、たいしたことはないのだけど、なんと「名栗加工」にしてくれ、と言う物件。
これは大変です。
名栗加工とは、ノミ跡がわざと残るように削って、模様を作る加工です。
しかし今回の仕事は某居酒屋さんの店舗家具。
扉だけでも20数枚にもなる。
それを一枚ずつノミで彫っていては日が暮れる、って言うより納期に間に合わない。
(もちろん金額も合わない(^^;
そこで考えた挙句、なんとかノミを使わずに掘る方法を編み出した。
で、その結果が最初の写真。
どうやったかって?
それはヒ・ミ・ツ・・・
出来上がりはなかなかいい感じ。
見る人が見れば、「ん?これは・・・」と気が付くと思うんだけど、結構自然な感じに仕上がりました。
ただ、これのおかげで通常の仕事がぜんぜん手付かずになってしまい、半泣きでした。とほほ。
建具はもちろんだけど、テーブルの天板に加工しても面白いし、板目の板は特に模様がきれいだし、いい勉強になりました。
投稿者 masaki : 2007年06月02日 20:32