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このまえ体調を崩してから、ちょっと不調。
寝不足も重なって、仕事がなかなか進まない。
しかしそうも言ってられないので、急ぎの仕事から片付ける。
そんな中、あまり大きな声では言えないが「お店に入れた杉の座卓が割れてきた」と、お客さまから連絡をいただいてしまったよ。
正直なところ、大きな節の多い見た目には面白いが、もともとそれなりに割れや反りのある板だったのだが、その割れたところをよけて木取りし、できるだけ動かないように加工したのだけど、飲食店なので冷暖房ガンガンという条件も重なって、今回の件。
しかし「しかたない」ではすまないので、あわてて引き取りに行く。
現物を確認したところ、「ははぁ、なるほど、そうきたか」みたいな割れ方。
お店の定休日にあわせてあわてて修繕することになる。
剥がれそうな表面を削ってしまい、深いところは木くずボンドで埋める。
全体の塗装をいったん削り取り、再び木地を仕上げて再塗装。
お客さんは「おお~っ!いいがになったじ(小松弁)、完璧や!」
喜んでよいのかどうだか微妙でしたが、とりあえず一件落着。
無垢材はどうしてもこんな事もあるのです。
全力でフォローしますのでご勘弁。
上の写真は古くなった「宮本三郎美術館」の中庭にある椅子を作り直した再に出た木くず。
あまりに大量に削ったので、集塵機では吸い取りきれず、開放にしたらご覧の通り。
自動カンナの前にマンモスのように木くずの山が出来てしまった。
投稿者 masaki : 2007年03月22日 20:57