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以前、知り合いの養護学校の先生から
「子供達にフレームを作らせてあげたいので、材料を分けてもらえませんか」と頼まれたことがある。
予算がないので端材で構わない。加工は自分たちでやるから。
そんなお話だった。
端材と言っても適当なものがなかなかなかったのだが、タモの細いものが何本かあったのでそれを太さだけ揃えてあげた。
後は先生に留め部分を(角を45度のところ)切ってもらうことにしたのだが(なにせ予算がないので・・・)数も多いので工房で簡単な機械を使って切ってもらった。
それから2ヶ月くらいたったかなぁ
今日、その先生が工房を訪ねてきて
「これ、この前のフレームです。こんなのになりました。
一つお礼に持ってきました」
そう言って持ってきてくれたのが、写真のクリスマスフレーム。
かわいいね。
ちゃんと着色して、立派なフレームになっている。
中の絵に使っている紙は牛乳パックをリサイクルして自分たちで紙すきしたんだそうだ。
自分は仕事なので、つい原価や工賃なんて計算をしてしまうんだけど
こんな純粋な仕事を見ると、やっぱり心を込めてつくったものはいいなぁ、と思いました。
今年もあと少し。
どんな仕事も心を込めてやらなくては、と改めて感じた出来事でした。
T先生と生徒の皆さん、素敵な贈り物をありがとうございます。
投稿者 masaki25 : 2006年12月23日 19:31