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この連休は栗の食器棚の側板と背板をひたすら加工していました。
数が多いのでアルバイトの男の子と二人で、せっせと削ります。
なんとかこの3日間ですべての側板と背板の加工が終了。
その数約120枚。
彼が出来上がった板を一枚つかんで一言
「この一枚を作るのに、こんなに工程がかかるとは思いもよらんかった」って。
この側板、背板はほとんど彼が手掛けたので、その思いもひとしおだろう。
普段はフラッシュの工場でベニヤしか切っていないので、
耳付きの板を丸ノコで挽いて、バンドソーで荒切りして、
手押しカンナで片面に平面を出して、自動カンナで厚みを揃えて、
(このカンナ作業が一枚につき何度も往復させなくてはいけない)
木端に溝を突いて、面取りしてサンダーで仕上げて・・・
「ベニヤなら横切りで切って終わりですよ」
「な、無垢の仕事は大変だろ。でも出来上がったものは一生もんやぞ」
さっそく出来上がった側板を柱と合わせて仮組みしてみる。
柱もまだ少し加工が残っているのだけど、がまん出来ませんでした。
いやぁ、いい感じやね。
やっぱり無垢の家具。
手間がかかっている分、少しずつでも出来上がっていくと
とっても嬉しいもんです。
投稿者 masaki25 : 2006年09月18日 19:09