無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

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2006年09月10日

天板を接ぐ

P1000588.JPG板の厚みを揃えたら木端(コバ)を削って板接ぎをします。
それぞれの接ぎ面が正確に直角になるように手押しがんなで削ります。
長手が120cmと比較的短いので、そんなに神経質になる必要もないのですが、長い物の場合真ん中あたりをほんの透けて見えるくらい、わざと隙間を空けて削ることもあります。
これは木口の方から乾燥し、そこから接ぎが切れやすくなるので、真ん中あたりを少し削っておくことで接ぎ切れるのを防ぎます。


P1000590.JPG最近は板接ぎをビスケットジョインターと言う物で行っています。
これは雇い核(やといさね)の一種で核に小判型のビスケットと呼ばれるブナの圧縮材を使います。
今回は板厚が少し厚めなので、ちょっと迷いましたが念のため2列でジョイントします。
専用の工具を使ってビスケットを入れる溝を掘って行きます。
この溝にビスケットをはめ込み、板を接ぎます。

P1000600.JPG3枚の板を接いだらクランプで締めこんで一晩置きます。
締めすぎると片側に反ったりしますので、定規で確認しながら少しずつ締めて行きます。

投稿者 masaki25 : 2006年09月10日 22:03