フラッシュ構造の建具や家具を主にやっている友人の会社から、「大学の図書館に入れる本棚を作らなくてはいけないのだけど、人手がないので請負でやってくれないか」と言われて、ここんとこその会社の工場で本棚を作っていました。
本棚といっても図書館なので大きい。
高さが2m以上で幅も90cm~2mまで合計32台。
自分の工房ではとっても出来るサイズと数ではなかったので、結局その友人の工場で作ることになった。
しかも納期まで1週間しかない。
どうやってつくるんだ?
制作の打ち合わせで構造はかなり簡単な事がわかり、ちょっと安心。
でも普段自分がやっているようなホゾ組ではなく、板を切ってビスで止めるだけなので何となく不安な気も・・・
コストと納期を考えるとこうならざるを得ないのだろうけど、せっかく作るのだから本当はもっとしっかりと木組みをした作りにしたかったねぇ。(そんなことしてたら制作期間が10倍にもなりそうだけど)
ふだん当たり前にホゾ組や蟻桟で加工しているのことが、すごくいい仕事に思えたよ。
(いや実際いい仕事なんだけどね)
図面とにらめっこしながらひたすら板を切る。
棚板だけでも100枚以上もある。
毎日深夜12時まで残業して、やっと昨日組立が終わった。
今日は棚柱を取り付けたり、手直しをして、明日搬入。
今月は他に注文頂いている仕事もしなくちゃいけないので、そうそう人のお手伝いばかりしているわけにもいかないのだけど、これも仕事。
投稿者 masaki : 2006年03月19日 20:55