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市場で仕入れた木は、製材したばかりの物がほとんどなので、そのままでは水分が多くて使えません。
木は乾燥と共に木目にそって縮みます。そうすると板の場合ほとんどが多かれ少なかれ反るのです。
そこで仕入れた木は時間を掛けて乾燥させ、反る物は反らせ、縮む物は縮ませます。
乾燥は「一寸一年」とも言われ一寸(約3cm)の厚さの板なら、乾燥に一年間かかると言うことです。
この計算でいくと、三寸(約9cm)の厚さの板の場合、乾燥には3年かかると言うことになります。
実際は樹種にもよりますが、家具に使用する木の場合とにかくこの乾燥が大変重要になってきます。
機械を使った人工乾燥という方法もありますが、私は出来るだけ自然乾燥を心がけています。
写真のように桟を挟んで風通しのよい状態で積んで置きます。
つまり3年先に使う材料を今から仕入れなくてはいけない、と言うことです。
投稿者 masaki : 2006年01月26日 23:35