象嵌 → 「ぞうがん」と読みます。
「象嵌って何?」って人は普通の人です。
「知ってるよ」ってあなたは工芸に詳しい人ですね
象嵌とは字の通り、模様を「象(かたど)」りながら「嵌(は)」めるから、「象嵌」というのです。
詳しくいうと象嵌とは一つの物質に異なった素材の物質をはめ込む技術と製品を総称した言葉のこと。
この辺りじゃ加賀象嵌が有名。木工では埋木とも言われたりします。
木工でこの象嵌を行うのは、割れた板に「契り」を入れたり、節や傷を埋める時によく使います。
また意匠を象って埋めることもあります。
下の写真は節が抜けてボケボケになっているところのに、象嵌をしているところです。
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節を彫り込んで埋木します はめ込みたい木と同じ形に掘ります きれいに入りました
この板はK沢社長デスクの板足。
ナラの一枚板だけど、節があったので象嵌しました。
投稿者 masaki : 2005年12月26日 21:49