今日は午前中、納品に行って来ました。
納品先は金沢にあるK製缶様の会議室。応接セットでは商談がしにくいとのことで、無垢の天然木でテーブルセットを作らせて頂きました。
テーブルはタモの一枚板。厚さが2寸ものでかなり立派な板です。大きな節が端の方にあったのですが、長さが150cmと短めだったのでちょうど節をよけて木取ることが出来ました。また、急なお客様が来られたときなどにテーブルの上の物を片付けられるように、両足をつなぐ貫(ヌキ)のかわりに板台をしつらえてあります。
椅子も脚はタモ、座面はケヤキを使いました。ケヤキは磨くととてもいい感じのツヤがでます。座面はおしりにフィットするように座ぐりがしてあります。テーブル、椅子共に仕上げはオイル仕上げです。木の呼吸を妨げず、水をはじき汚れを防ぎます。長期間使用しているとツヤがなくなりますが、オイルを塗り直したりワックスを定期的に塗ることで簡単にメンテナンスできます。
会社にも無機質な事務機器ばかりでなく、こんな自然木のテーブルセットがひとつあるだけで、ずいぶんやさしい雰囲気になりますね。やっぱり木の家具はいいなぁ。
K製缶さま、ありがとうございました。
投稿者 masaki : 23:19
やっと完成です。ただ今オイルを塗って乾燥中です。来週にはお届けしますね。遅くなってしまい、すみませんでした。
投稿者 masaki : 22:17
やっと椅子の組立に入りました。
納期が遅くなっていて申し訳ございません。
椅子の加工に思ったより時間がかかってしまいました。
しかしここまでくればあと一息です。
もうしばらくお待ち下さいね。
投稿者 masaki : 22:45
いよいよ椅子の組立に入りました。
ホゾに接着剤を塗って組み立てていきます。仕上がった部材に傷やへこみが付かないように気を付けながら作業します。
投稿者 masaki : 21:38
背もたれ部分を加工しました。
今回はいわゆる「ラダーバックチェアー」と言われる物なので、そのラダー(はしご)の部分です。
一脚に3枚。合計12枚の加工です。
曲線が切れる帯鋸で荒切りし、そのあとサンダーで仕上げます。
投稿者 masaki : 22:59
今日は椅子の幕板(座面の下にあり、脚と座面をつなぐ構造材)を加工しました。
4脚分で前後左右合わせて16本。
荒材から木取りしたものを、カンナで厚みをそろえて、ホゾを加工しました。
投稿者 masaki : 20:47
テーブルがほぼ完成したので、椅子の制作に取りかかりました。
今日は後ろ脚の荒切りです。4脚分で8本の後ろ脚を切り出します。
バンドソーを使って墨線より1mm程度外側を切ります。
このあと、墨線通りに仕上げて行きます。
投稿者 masaki : 22:18
テーブルの脚を仮組みしたところです。
貫はちょっと物が置けるように、タモの一枚板で作ってあります。
この後はくさびを通す穴を開け、全体に仕上げをして脚は完成です。
投稿者 masaki : 23:02
脚の組立です。当初は板脚も検討したのですが、予算の関係もあり今回は断念いたしました。ただ、その代わりと行ってはなんですが、耳付きの板を使い、少しでも近い雰囲気が出るようなデザインにしました。
投稿者 masaki : 23:12
今日は天板の裏側を仕上げて、反り止めの桟を入れました。
板厚が6cmほどもあるのでそれに負けないように、すこし太めの桟を蟻溝を切って差し込みます。
これを吸い付き蟻桟といいます。市販の安い物ではビスで止めている物もありますが、ビスで固定してしまうと板が収縮したときに、構造に負担がかかり、最悪割れやゆがみが出る恐れがあります。この吸い付き蟻桟は加工に手間がかかりますが、反り止めの役をしながら板が収縮しても桟とずれることで板が割れたりするのを防ぎます。
投稿者 masaki : 22:41