無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

2006年05月09日

玄関収納の完成

P1010537.JPGサイズ:W1350×D430×H900
材 料:主材ケヤキ、一部ケヤキ突き板
仕上げ:オイル仕上げ

gesoku060509.jeg.JPG完成です。今回はお客様より、家具屋さんでメーカーのカタログをもらって来たけれど、サイズが合わないので、玄関に合うサイズで創って欲しい、とのご注文でした。
天板はケヤキの一枚板を框組で組んでありますが、価格的なことも考慮して、今回は一部を突き板を使用しました。
突き板と言っても部材ごとに木の種類や木目(板目か柾目か)、その木目をどちら向きに貼るかなど、細かくオーダーして一枚ずつ制作します。
また木口には無垢の材料を貼り、角が当たっても突き板が剥がれると言うことの無いようにしています。それにより質感もより無垢の家具に近い物になります。
今回はサイズオーダーでしたので、玄関にピッタリの仕上がりになり、お客様にも喜んで頂きました。

投稿者 masaki : 21:10

2006年05月07日

本体の組立

P1010529.JPG本体の組立にかかりました。
まず地板と側板の位置をあわせて止めます。中板があるので背板も2枚に分かれます。ちょうど真ん中に来るように気を付けて中板も固定します。
天板をのせる前に引き戸をはめてみて動きを調整します。
少しきつかったので扉を削り直しました。P1010531.JPG

投稿者 masaki : 22:12

2006年05月02日

仮組み

P1000387.JPG加工が大体終わったので、仮組みしてみました。
全体の雰囲気が少し分かりますね。
天板の仕上げと、脚の加工がまだなので、それが終われば組立に入ります。P1000388.JPG

投稿者 masaki : 23:06

2006年05月01日

引き戸の制作

P1010517.JPG今日は引き戸の加工をしました。
框組なのですべてホゾ組みで作ります。
ホゾやホゾ穴も部材の厚みによって変えていきます。
加工がすべて終わればいよいよ組み立てに入ります。P1010516.JPG

投稿者 masaki : 21:53

2006年04月30日

部材の加工

P1010511.JPG部材の加工中です。
トリマーと言う機械を使って溝を掘っています。
この溝に天板をはめ込みます。
久しぶりに欅(ケヤキ)を使いましたが、ケヤキ独特の匂いがなんとも木を扱っている仕事を感じさせます。

投稿者 masaki : 21:49 | コメント (7)

2006年04月26日

木取り

P1010503.JPG今日は天板の枠部分の木取りをしました。
ケヤキの厚板を仕上がりサイズより少し大きめにバンドソーで切り出します。板目の板なので木目や節などを考慮しながら、仕上がりをイメージします。このあと数日間養生させた後、仕上がり寸法に削って行きます。

投稿者 masaki : 23:09

2006年04月24日

突き板の発注

kosakatokusyu.JPGただ今突き板を発注しています。突き板は0.2mm程の薄さにスライスした天然木を合板に張り付けたものです。これは特殊な技術なのでさすがに自分ではできません。突き板といっても、デザインを用途に応じて一枚ずつオーダーで作ります。今回は天板の一部、地板、側板などを部品ごとに木目の向きや板目、柾目などを考慮しながら作ってもらっています。突き板制作は、金沢の「小坂特殊合板」さん。県庁の壁や、県立音楽堂の壁などもここで作った突き板なのです。ものすごい種類の在庫と、こだわりを持った高い技術力で、すばらしい突き板を作られています。

投稿者 masaki : 08:27

2006年04月10日

まずは材料選びから

P1010469.JPG玄関収納のご注文を頂きました。
和風な感じで、とのご要望なのでなんといっても素材はケヤキでしょう。
木目がなんとも和風です。
まずは材料選びから始めます。木目や節などを見ながら使う場所を考えます。
材料の山の中から何枚も板を引っ張り出して、必要な分を木取りします。(現在、先に頂いている注文から作業していますので、加工始めもう少しあとになります。進みましたら順次アップいたしますね)

投稿者 masaki : 21:07