製作過程がほとんど載せられませんでしたが、やっと納品させていただきました。
お客様のお宅はマンションの12階。
テーブルとベンチはエレベーターに乗りましたが、棚板が長くて乗らず、結局階段で12階まで運びました。
テーブルとベンチは栃の一枚板。棚板はセンを使ったのですが、どちらも違和感なくお部屋に溶け込んでいます。こうやって素敵なお部屋に納品させていただくと、やっぱり家具は工房で見るより、お部屋と調和することで何倍も価値あるものになるなぁ、と思いました。
A社さま、本当にありがとうございました。
投稿者 masaki25 : 19:17
テーブルとセットでベンチも制作いたします。
なかなか更新できませんので、ここではベンチの製作工程をまとめてお伝えします。
素材はテーブルと同じ栃。天板の形のよいものが手に入ったので、テーブルと同じデザインで、板脚で作ることにします。左の写真は板足の材料です。材料置き場をがさごそ探して引っ張りだします。
節が見えますが上の方の節のない部分を使います。形と幅がちょうどよいところで木取ります。
投稿者 masaki25 : 08:23
テーブルの板脚を組立てました。
こんな感じです。まだ最終仕上げが必要ですが、貫とクサビの具合を見るために仮組みしてみました。
なかなかいい感じです。
栃は色白でとてもきれいな木肌ですが、全体に真っ白になってしまうと締りがないので
クサビは黒檀を使いアクセントにします。
投稿者 masaki25 : 21:52
脚の加工をしています。
このテーブルは板脚なので、脚も栃の一枚板を使います。
ここまで来るのに原板の反りを削って、皮を剥いで(この皮が結構しっかりと付いていて、はがすのに苦労しました)
その後をきれいに削って、磨いて・・・
一生懸命やってたら、その間の写真が撮れませんでした。
そして貫穴の加工です。
板が大きく角のみ機にかからないので、手で掘ります。
厚みが2寸もあるので貫通させるのは結構大変です。
ドリルで荒堀したあと、ノミと金槌で地道に掘ります。
板脚テーブルは部材の数は少ないのですが、一つずつの部品が大きいので
削ったり磨いたりするにしても時間がかかります。
投稿者 masaki25 : 09:00
テーブルとベンチのセットをご注文いただきました。
テーブルもベンチも栃の一枚板を使います。
まず天板の反りを取るために裏側から電気カンナで荒削りします。
しかし反りを全部まっすぐにしてしまうとせっかくの板厚がなくなってしまいますので
裏側は脚を取り付けるのに支障がない程度にしておきます。
もちろん表側はまっすぐに削ります。
投稿者 masaki : 23:18