新築されたばかりの素敵なお宅に納品させていただきました。
木の素材にこだわったお宅に、無垢の座卓はよく似合います。
トチの厚板を使った座卓が新しいお家と共に、ご家族の歴史を刻んでもらえると嬉しいです。
投稿者 masaki : 23:23
木地を仕上げたらオイルによる塗装です。
オイルによる塗装は塗膜をつくらないので、木が呼吸することができ
また素材の風合いを直に感じることが出来る大変よい仕上げ方法です。
ただし、強度的にはウレタン塗装などと比べますと多少弱い部分は否めませんが、定期的にオイルやワックスによるお手入れをしていただくことで、年月が経つにつれ、さらに味わい深い色合いになっていきます。
オイルを塗ると、それまで見落としていた細かい傷などが浮かんで見えてきますので、そう言った部分はもう一度削り直して、再度オイルを塗ります。
オイルの塗り方は非常に簡単で、刷毛で全体にオイルを塗り、
しばらく(15分~30分)おいてから余分なオイルを拭き取ります。
これだけです。
誰でも出来る簡単な方法なので、ご使用になっているうちに
「ツヤが無くなってきたな」と思ったら、お客様ご自身でも
簡単にメンテナンス出来ます。
投稿者 masaki : 23:57
脚の取り付けが出来たので、表面の仕上げにかかります。
耳の部分もサンダーで磨きます。
耳部分は製材時の爪あとなんかもありますので、そういった所を丁寧に削って行きます。
なかなか白くて綺麗なトチです。
仕上がりが楽しみになってきました。
投稿者 masaki : 20:47
脚を取り付けます。
蟻桟と脚の相欠き加工の画像は撮りそこないました。
のであっという間に蟻桟加工です。
まず、天板裏側に蟻溝を掘ります。
蟻桟にピッタリになるように何度も差し込んでみては、少しずつ削ります。
そこに蟻桟をギチギチに差し込みます。
この差し込みですが、手で入るぐらいではぜんぜんゆるいので
ゴムハンマーでカチ込むか、クランプでぎゅうぎゅう締めながら入れます。
この蟻桟に脚を取り付けるので、しっかりとしてなくてはいけません。
投稿者 masaki : 20:59
先日は見に来て頂いたのですが、よく分からなくてすみません。
ちょっと片付けて脚材と反り止め桟を置いてみました。
だいたいこんな感じです。
脚と桟は相欠き加工で組み付けます。
投稿者 masaki : 16:12
脚の材料から木取りをします。
いわゆる「角もん」と呼ばれる柱状の材を使います。
天板ばかりに気を取られていると、脚材が足りなくて困ることがありますので、「角もん」も常にストックしておかなくてはいけません。
太さがあるので「横切り」では切れないので、チェーンソーで荒切りします。その後、バンドソーで大体の大きさに揃えて、手押しカンナで平面と直角を出し、自動カンナで厚みを揃えます。
これから長さを切るところです。
投稿者 masaki : 20:12
接ぎ合わせが終わりましたら、表面を削ります。
普通はある程度仕上げてから接ぎ合わせるのですが、この板はサイズが大きくて機械にかからなかったので、接ぎ合わせてから手で削ります。と言っても電気かんなです。
削る、削る、削る・・・
ひたすら削ります。時々定規をあてて平面を確認しながらまっすぐな面を出して行きます。
耳の部分も製材機の爪あとや、傷などがうまく周囲となじむように削っていきます。
投稿者 masaki : 20:17
接ぎ合わせをします。
写真は接ぎ面にビスケットジョイントを入れたところです。
この前に手押しかんなで接ぎ面を削るのですが、板が分厚くて重いので
ピッタリとした接ぎ面を出すのに非常に苦労しました。
あまり大変だったので、写真をとる余裕がありませんでした(^^;
ビスケットジョイントはビスケットと呼ばれるブナの圧縮材を溝にはめ込み、2枚の板を接ぎ合わせるものです。一種の雇い核(やといざね)ですね。この板は厚さがありましたので、2列で入れてあります。
接着剤を塗って接ぎ合わせたら、クランプで締めこんで一晩置きます。
投稿者 masaki : 20:09
トチの板を2枚接ぎ合わせて座卓を製作することになりました。
まず木の裏表をよく見ながら、どの位置で接ぎ合わせるか考えます。
それぞれの幅は50cm前後なので、片方の耳を落として接ぎ合わせれば、90cm前後の幅が取れる計算です。切る位置が決まったら、まず長さ方向からきります。その後幅を切ります。
この位置で大体の表情が決まるので、結構緊張します。
(ただ虫穴があったり、割れがあったりでそんなに選択の余地がないことも多いです)
投稿者 masaki : 18:29