今日はタモのカウンターと一緒にご注文頂いたテーブルを納品させていただいた。カウンターの方は先日すでに取付済みだったので、今日はテーブルの納品です。
これが自分で言うのもなんですが、なかなかの代物。
お客様のご希望でカウンターからテーブルはつながるようにしました。
カウンターは1.8m、テーブルはほぼ真四角で1.2m。
合計すると3mになります。
並べてみたときにつながって見えるように、と言うことは初めから3mの材料が必要になってくると言うことです。
今回は長さ3.5m、厚さ約10cm、幅約70~80cmの相当大きな一枚板から木取りしました。
カウンターからテーブルにつながるように、長さを切ってカウンターとテーブルの材料に分けました。
またテーブルは厚さを製材所で挽き割って、それをブックマッチ(本を開いた状態みたいに木を接ぎ合わせること)にして使いました。全て同じ木から木取りすることで木柄が揃うので、大変贅沢な気分にもなります。
じつにオーダー家具ならでは仕事ですね。
K様、この度は本当にありがとうございました。
すでにご家族が座るテーブルの定位置も決まっていて、早くもなじんでいる様子になんだかこちらまで嬉しくなりました。
無垢の家具は何十年と使われても、ますます味わい深い物になっていきます。
また、もし傷がついたり壊れたりしてもほとんどの場合修繕する事ができますので、ぜひ末永くかわいがってやって下さいね。
完成です。
植物を主体としたオイルを塗りました。このオイルフィニッシュは塗膜をつくらないので木の呼吸を妨げず、また素材感を残したまま表面を保護する事の出来る、無垢の家具にはピッタリの仕上げ方法です。
今回は耳部分の皮がうまく剥がれたので、木の表面の感じがうまく出せた仕上がりになりました。
投稿者 masaki : 22:36
ほぼ完成です。後は天板と耳部分を仕上げて、オイルフィニッシュです。
脚のバランスがどうかと少し心配でしたが、なかなかいい感じになったと思います。
今日は午後からオイルを塗ります。
投稿者 masaki : 11:26
天板の裏側に反り止めの蟻桟を入れます。
このテーブルは120cm四方なので、蟻桟も120cm近くの長い物になりました。
蟻溝を突いて少しずつ調整しながら、最後はギチギチになるように差し込みます。
天板と蟻残はビスなどで止めないので、板が収縮しても溝の中で動きます。
こうすることで板の動きに合わせながら反り止めを効かすことが出来ます。
差込口を同じタモの材料で埋めます。これもきっちりと入るように少しずつ削りながら合わせて行きます。
投稿者 masaki : 22:43
テーブルの脚を加工します。
耳付き板で、と言うお話でしたので、材料を木取りします。
これをテーブルの四隅に45度の角度で取り付けるのですが、構造的にちょっと考えなくてはいけません。
ホゾで天板に突っ込むのですが、それだけでは強度的にちょっと不安があります。
幕板を付ければしっかりするのですが、高さ70cmですので普通に幕板をつけますと、足を組んだりしたときに膝があたる恐れがあります。
そこで天板から20cmほど下がったところにヌキを通す事にしました。
このヌキは足を対角でつなぎます。つまりばってんで交わるようにします。
こうする事で脚のぐらつきを抑える事が出来、また椅子に座ったときにあまりテーブルの端に寄らなければ邪魔になる事はないと思います。
投稿者 masaki : 10:45
カウンターを取り付けました。
詳しくは工房日記の方に書きましたが
いい感じに取り付けることが出来ました。
現場は養生してあって、ちょっと現物が見れないかもしれませんので
この写真で我慢してくださいね。
この後、テーブルの製作の続きですが、少しお時間を頂きたいと思います。
お家の完成までには間に合わせますので、今しばらくお待ち下さい。
投稿者 masaki : 21:16
今日はわざわざお越しいただきまして、ありがとうございました。
午前中見ていただいたカウンターを、午後からオイルを塗りました。
木目がよく出て、なかなかいい感じです。
テーブルの天板も仕上げ途中ですが、きれいに接ぎ合わせ出来ました。
2~3日中にカウンターの取り付けに参りますので、よろしくお願いいたします。
投稿者 masaki : 16:04
天板を接ぎ合わせます。
自動かんなで板材の厚みを揃えてから、ビスケットジョイントカッターで溝を掘ります
そこにブナの圧縮材で作られたビスケットを接着剤を付けてはめ込みます。
その後、接ぎ合わせてクランプで締めこんで一晩置きます。
投稿者 masaki : 22:57
荒切りしたカウンター材を自動カンナで厚みを揃えます。
幅が45cmで機械にギリギリかかる大きさです。
0.3~0.5mm位、少しづつ削ります。
写真の向う側から通して、こちら側から出てきます。
出てきた板を抱えて、また向こう側から通します。
これを何回も繰り返します。この時期でも汗をかきます(^^;自動カンナで厚みを揃えたら、ペーパーで仕上げて、裏側に反り止めの蟻桟を入れます。
反り止め桟は、蟻溝と呼ばれる溝を切り、それに合うような蟻桟を通します。
手前と向うでは1mm程度の勾配を付けてあり、差し込むほどに締まっていくようにしてあります。
幅45cmとそう広くはないのですが、そこはやはり板目の一枚板。
反り止めを入れずに納める事はできません。
投稿者 masaki : 20:21