すべて組みあがったらいよいよオイルで塗装していきます。
オイルはアマニ油を原料としたドイツ製の植物オイルです。
塗膜を作らないので、木の風合いを残したまま表面を保護することが出来る、無垢の家具にはぴったりの塗装です。
オイルを塗ると木目がはっきりと浮き出てきて、なんとも「工房家具」と言いたくなる雰囲気になります。
投稿者 masaki : 20:35
ベンチの脚が出来たので、座面をのせてみました。よく見ると座面のお尻にあたる部分が傾斜しているのがわかります。その後、座面裏側に反り止めと補強を兼ねて太目の蟻桟を入れました。
ベンチの座面に背もたれを取り付けます。背もたれの丸棒を差し込む穴は、座面に傾斜を付ける前に角度を決めて開けておきます。そうしないと傾斜を付けてからでは正確に角度を出して穴を開けるのは難しくなります。背もたれが取り付けられていよいよ完成です。投稿者 masaki : 20:28
ベンチの座面を接ぎ合わせたら脚の制作に取りかかります。テーブルの脚に合わせて耳付きの板を用意します。大体のサイズにカットしたあと耳部分に残った皮をきれいに剥ぎ取ります。その後、ホゾ加工をします。
脚の他の部品もサイズ通りに加工していきます。
投稿者 masaki : 21:48
投稿者 masaki : 19:35
投稿者 masaki : 20:07
テーブルのヌキがちょっときつかったので、ノミで削ってちゃんと入るようにしました。
次にヌキと脚を留めるクサビを作ります。
クサビはアクセントになるように黒檀を使いました。
角度を測って打ち込んだら締まるように作ります。
投稿者 masaki : 22:56
椅子の形がだいたい見えてきました。
1枚目の写真は組み立てた脚に荒切りした座面を乗せたものです。次の写真は座面を座り心地を良くするために座ぐりをしたものです。
椅子の製作は大きな家具ではありませんが、部材の加工が箱物などと比べて直角ばかりではないので、結構手間のかかる仕事です。
投稿者 masaki : 19:48
テーブルの脚を組立ようとしましたが、微妙なところでヌキがちょっとキツいようです。少し削って入るようにしなくてはいけません。
投稿者 masaki : 22:18
加工が終わったらすべての部材に仕上げカンナをかけます。その後、組立に入ります。組立は2液性の接着剤を使いますが、これは主剤に15%の硬化剤を混ぜ合わせて使う物で、普通の白い木工用ボンドよりはるかに強力な物です。ただし混ぜ合わせる手間がかかるのと、使い切らないと余ってもとって置けないので使う分だけ混ぜ合わせなくてはいけません。
組立はクランプを使いしっかりと締め付けます。この状態で一晩置きます。こうやって形が見えてくると、あと一息です。投稿者 masaki : 22:11
前回「加工がほぼ終わりました」などと書きましたが、実はまだまだ残っていたのです。背もたれのヌキの部品を切り出しています。ここに来て木取りから平面、直角出し、幅、厚み揃え、さらにホゾを取ったあと、やっと背もたれのアールを切り出しています。アールが切り出せたらRの取れるベルトサンダーで面を仕上げます。そのあとトリマーを使い面取りをします。
投稿者 masaki : 22:00